「すいませーん!」

「はいっ」


同じような言葉が何度もとびかう。


・・・意外と、忙しいな。


休憩時間を乃愛と合わせたけど。

結局は意味なかったなぁ。


ていうか服が超恥ずかしい。

でも接客の女子みんなこんな感じだし、恥ずかしさなんてそんなに気にはしなくなった。


そんな頃。


「絵美ちゃん!休憩していいよ」


「了解」


ようやく自由時間を手に入れた。

私はそろそろ大地がくる頃だと思い、着替えようと服を取りにいこうとした。


・・・そのとき。


「絵美」


低く、甘い声。

来てしまった。見られたかも。



「大地」


私はそう言いながら振り返る。