その雄大の好きな人は怖くて聞けない。
・・・・・・まだ心のどこかで雄大を想っていて。
雄大に嫌われたくないから、私は気持ちを隠す。
「はぁ、」
ため息を吐きながら、窓から見える空を眺めた。
澄んだ青空の中で輝く太陽は、とても綺麗だと感じる。
雄大とは二年前くらいに出会った。
同じクラスで、話すたびに気持ちが膨らんでいく。
そして、私は勇気を出して去年の秋に言ったんだ。
ちょうど今の時期くらいかな?
けどそんな長くは続かないんだね。
それから今まで付き合った。
OKの返事貰ったときは、心臓がバクバクいってて、とっても嬉しかったのを覚えてる。
幸せすぎて、大切な物をなくしてしまったんだ。
――――――それは、今私の元にはない。
