好きな人の、好きな人。


だけど、頑張ったんだなってわかるあとはあるけどね。

消したあととか。


だけどそういうのがつい、自然と笑ってしまうんだよね。


雄大には悪いけど。


そのあと、色をつけていったりして・・・ようやくなんとか完成まで。


外を見るともうすぐ日が暮れてしまうのがわかる。

真っ暗ってわけでもないけど、明るいってわけでもない。


だんだん太陽出てる時間が短くなってくるし、当たり前か。


「・・・まぁいいかんじじゃね?」

「うん。これでいいか」

「おー。意外と俺うまくね?」

「えーヘタだよ!目立つし。違う意味で」

「ひでぇ」


くだらない話をしながら、私はペンやシャーペンをペンポーチに急いでしまう。


早く帰らないと、もう真っ暗になりかけだし。


そして鞄の中に入れる。