好きな人の、好きな人。


でもね、私知ってるよ。

その理由。


それは、乃愛のことが本気で好きだから。


それ以外に、ないでしょ。

つまり私との付き合いは、恋愛なんて気持ちじゃない。


ただ単に、友達。

LOVEじゃないんだ。


知ってたんだけどな。

ちょっとだけ、胸が痛い。


昨日みたいな、前みたいな辛い痛さじゃない。


それは、なんで?


「雄大なら、大丈夫だよ。
乃愛も本気で雄大のこと、好きだから」


「・・・そうか?
でもまあ、サンキューな。絵美がいてくれて、良かった。助かった」


「そりゃどうも」


私は素っ気なく返事をした。

役に立てた事が、嬉しくてたまらなかったけど。


あえて、行動に出さなかった。


チラッと雄大を見ると、ものすごく笑顔で。なぜか私も笑顔になった。