好きな人の、好きな人。


私は自分が呼ばれてるわけでもないのに、思わずその方向に目を向けてしまう。

そこには、仲良く楽しそうに話す大地と瑠依ちゃんがいた。


・・・あの二人、いつの間に仲良くなったんだろう。


昨日?

昨日は私と大地はずっと一緒にいたはず。


なんで、楽しそうなの?


瑠依ちゃんに昨日ちょっとだけ冷たかったくせに。


「・・・いみ、っわかんないっ・・・!」


昨日、いきなり私にキスしたくせに。


そういえば、瑠依ちゃんは好きな人がいるって言ってたけど。

あれは誰なんだろう。


不意に瑠依ちゃんを見た。


それでわかってしまった。

・・・その人は、大地だ。