あとは、泣いて泣いて泣いて。
雄大を忘れるだけ。
失恋の苦しみ。痛み。悲しさ。
その全部が胸に染み渡る。
そんなところに。
「あれっ?大地と絵美」
声が聞こえた。
はっ・・・?
雄大と乃愛!?
やばい。
この体制。
ハッとして、大地から離れる。
あまりにも驚きすぎて、涙も止まる。
「絵美ーっ!」
「乃愛っ!?」
「あのねっ、雄大くんと付き合えたの!」
「おぉっ!本当?良かったね、すごいじゃん」
「えへへっ!・・・でもごめんね」
「いいって。二人が幸せなら」
私だけでいい。苦しむのは。
二人は両思いなんだから。
