好きな人の、好きな人。


「ちょっ・・・大地!ちょっと待ってよ・・・。ねえ」


そう言っても、大地は足をすすめていく。

ちょっとは聞いてほしいんだけど・・・。


「ねえってば!」


大きな声を張り上げると、大地はピタリと止まった。


「何?」

「なんでっ・・・瑠依ちゃんに冷たいの?」

「俺、あいつ苦手。
お前は俺とあいつに仲良くしてほしいわけ?」


なんで苦手?

明るいし、友達だって多いし、ずっと笑顔で可愛い瑠依ちゃんを。

男女共に優しくて、人気者でありあこがれの人。


大地が嫌う要素があるとは思えない。


「そりゃっ・・・できるなら」


仲良くなったのは、最近だけど。

ちょっとずつ、瑠依ちゃんとは仲良くなっている気がする。


日がたつ事に。