好きな人の、好きな人。


声は私と大地二人だけしかいない教室に大きく響きわたる。

そこには、息を切らした瑠依ちゃんが居た。


「瑠依ちゃん?」

「あはっ、二人が見えたから、来ちゃった」


って言って来る。

私は静かに机にカルピスのペットボトルを置いた。


「大地くんも、絵美ちゃんもお疲れ」

「おー。ていうか、さっき聞き忘れたんだけどさ。なんで俺の名前知ってんの?」


大地が返事をした。

すると瑠依ちゃんは一瞬考え込んで


「あー・・・。有名だから、かな」


困ったように微笑んで言った。


「それに、カッコイイし」


「ふーん・・・」


大地は瑠依ちゃんをジロジロ見てる。

そして、口を開いた。


「あんたって、名前なに?」