好きな人の、好きな人。


「どーする?それとも、こっち・・・俺としたい?」

「したくないわぁぁああああ!」

しまった。
叫んでしまった。


「絵美、うるさい」

「それは・・・っ!大地のせいでしょ」

「俺のせいにすんなー」


なに?キス好きなわけ?

あーもう!
ファーストキスだったのに。


「でもまあ・・・ありがとう」


もういいや!

だって私のカルピスだし!


私は思い切って、カルピスを口に含んだ。

・・・実はカルピス好きなんだよね。


もしかして、知ってた?


「どーいたしまして」


そう言う大地の笑顔が、物凄くかっこよく見えた。

そんなとき・・・


「大地くんと絵美ちゃん!」


声が聞こえて、私たちは教室のドアの方を見た。