「あーっ・・・疲れた!」

今はもう、文化祭が終わりを告げ。

教室でだらけていた私。


悪魔だ、あいつ!

隣にいる大地を睨む。


それでもこいつはニコニコしてやがる。・・・ちっ、効果なし・・・。


「絵美叫びすぎだっつーの。ほら、カルピス」


「カルピス?えーっ・・・私レモンティーが飲みたい」


「わがまま言うなっつーの。ったく、お前は・・・あげねぇぞ」


「嫌だっ!ごめんごめん」


私は素直にカルピスを受け取る。

意外と優しいじゃんね・・・。


ペットボトルのフタを開けようとする。


・・・けど。


「あかない・・・」