僕は目を開け、もう一度貯水槽のてっぺんを見上げた。それから、先程供えたばかりの水まんじゅうを手に取りほおばりながら屋上を後にする。餡子の甘ったるい味と、まんじゅうよりも水分の多いぶよっとした食感が口の中に広がった。




 水葬。