ブサもさ男の正体!?

竜哉「愛希、いい加減顔上げろよ」

しかたなく、顔をあげた

・・・。

・・・。

えっ?

私が驚いたのは

竜哉の顔・・・。

今までにないような優しい顔で子犬を見つめていた

な・・・んで?


竜哉「さっきから誤解してるようだけど、俺別に犬嫌いじゃないよ?」

愛希「嘘っ!じゃ、誰が犬嫌いなの・・・?」

竜哉「そのうちわかるよ。つーか、俺逆に犬好きなんですけど」

愛希「そうだったの、よかった」

竜哉「絶対この犬、この家で飼う」



どうやら・・・。

竜哉は気にいったようだ

なんで、私はあんなに迫真の演技をしたのだろうか

最初かっら、本当のこと言えばよかった


あっ!明日合宿だった・・・。


愛希「竜哉、私明日合宿なんだけど・・・。」

竜哉「うん?」

愛希「準備しなきゃ」

竜哉「ちゃんと、準備しろよ」

愛希「は~い」

竜哉「今日は俺がごはん作ってやるよ」

愛希「いい子だね、竜哉は」

竜哉「この子犬の名前は」

愛希「まだ、決まってないよ?」

竜哉「みんなが帰ってきてから、決めようか」

愛希「うん!!」