父「み、み、美歩なんかきらいだぁーーーーー!!!!!」

母「・・・・。」

父「うわぁーーー!!!」

お父さんは部屋に駆け込んだ

えっ?何があったの

私たちはフロントで立ちつくす

何?あの子供みたいに怒って

意味わかんないんだけど・・・。

雄太「何だがあった・・・?」

みんな呆然としている

竜哉「親父、母親のこと大好きだったんじゃないの?」

楓「そうですよ・・・」

母「それがね・・・」

うんうん

母「さっきロビーで、たまたま こけちゃって 
そしたら前にいた男の人にぶつかってほっぺにチュ♡ってなっちゃって・・・・。
そのあと、今夜空いてませんか?って言われてちょっと嫉妬してほしくて・・・。
え~?どうしようかな?って言ったら

完全に仁本気にしちゃってあんなに怒っちゃった・・・。」

秦「惚れた女の子が自分の前で楽しそうにしゃべってたら嫌です俺は」

帝「いいんじゃない?いい薬になるって」

何言っての?帝 喧嘩することがいい薬?

愛希「いい薬って?」

私は気になって帝に聞いてみた

帝「アンタ、『ちょっと嫉妬してほしくて』の前のフレーズ抜けてない?ちゃんと言えば?『海でお父さんは若い子に囲まれて私はあなたにばっかり嫉妬しててだから私にもちゃんと嫉妬してほしかった』てね(笑)」

・・・。

何こいつ 怖いんですけど

母「なんで帝君はわかるかな?」

お母さんは少し泣きそうな声で言う

雄太「俺が選んだやつだぞ?そんぐらいわかる」

・・・。

そうなんすか・・・。

母「もう離婚かしらね・・・。」

力なくお母さんが笑う

目に涙をためて

帝「そんなことないですよ。あなたがちゃんと思ってる気持ちを伝えればね」

母「本当に?」

お母さん!!!その涙ふいて!!

知らない男が目を♡にして見てるから!!

竜哉「早く行った方がいいんじゃない?お母さん」

竜哉が今お母さんって言ったぞ!!!!

母親じゃないのか!?

どっちでもいいんだけどね(笑)

雄太「じゃ、夕食まで解散としますか」

私たちはそれぞれの部屋に戻った