タクシーに乗ってるとき
考えた
『どうして、私は素直に帝に気持ちが伝えられないのだろう』
そう、考えたときに
校長先生が言ってくれた言葉が
深く胸に突き刺さった
『きっと私は告白して帝に嫌われることが怖いんだ』
校長先生に言われて初めて自覚した
・嫌われるのが怖い
・気まずくなるのが嫌
・告白して関係が変わってしまうのなら
告白はしたくない
今まで恋愛相談されてきて
友達が言っていた言葉
私はそのたびに
『でも、言わないと伝わらないし
何も変わらないよ』
と励ましてきた
友達が言ってた言葉が初めて、共感できた
私は恋愛をしたことがないから
いつも、なんで私に相談してくるんだろう
そう、不思議に思っていた
でも、友達は
『愛希は、何事にも真剣に相談乗ってくれるし
素直な気持ちに気づかせてくれるから
愛希に相談したいと思うんだよ』
こんなことを毎回言ってくれた
友達に『言わないと伝わらないし何も変わらない』って
言ってるくせして私は何をやっているんだろう
人に言うくせして、自分ができないとか
ダサッ・・・。
「お客さん、もう少しでつくよ」
タクシーの運転手さんに声をかけられた
きっと、私が『ボォー』としていたからだろう
少しすると、翔の家についた
タクシーを降りて門をくぐろうとしたら
人影を見つけた
そして、その人影は私を抱きしめた
暗くてよく見えないが
この匂いは翔だ
愛希「どうしたの?」
翔「帰ってこないと思った」
愛希「帰ってくるよー」
翔「帰ってきてくれてありがとう」
そういわれて、胸のどこかが
ズキンと痛んだ
『私ほんとにこのままでいいのかな?』


