ブサもさ男の正体!?

キャンプファイヤーも終わり


最後クラスのみんなで集まって


解散の時


私は見つからないように



抜け出した



学校を出たら


『帝のことが好き』


っていう気持ちを忘れよう


けして、嫌いになるんじゃなくて


忘れちゃおう


きっと、私は帝のこと嫌いになんてなれないから



『君を忘れる理由がほしい』


そんなことを思った



門を出る前に一度振り返り


誰もいないところで


少し大きな声で


『みんな大好きでした


ありがとう


そして自分勝手なことしてごめんなさい


幸せになってください


さようなら』



最後声がふるえてしまった


涙が止まらない




「まぁ、誰もきいてない・・・からね」


でも、最後に笑顔で学校を去ろう


無理やり口角を上げた


門を出ようとまた、振り返り


進もうとしたら


後ろから


「愛希ちゃん」


びっくりして後ろを振り返ると


そこには校長先生がいた


校長「文化祭は楽しかったかい?」


愛希「ええ、とっても」


校長「じゃ、今から帰る家はこれから先、幸せになれるかい?」


愛希「・・・わかりません」


校長「じゃ、帝と一緒にいるのと

これから帰る場所にいる人


愛希ちゃんにとってどっちがいいのかな?」



愛希「・・・どうでしょうね」


校長「愛希ちゃんが決めることだから


変に口出すつもりはなかったけどね


今回は愛希ちゃんが後悔しそうだから


あえて言うけどね


後悔するほうは選ばないほうがいいから


もし、嫌われるのが怖いのならば


それは違うよ


人それぞれ好き嫌いはあるし


合う合わないもあるよ


だからね


無理して嫌われないようにするより


自分らしくして先に嫌うなら


嫌えばいいって気持ちでいるといいよ


きっと、その人に嫌われるのは


時間の問題だったって思えば


気が楽になるでしょ?


5年後、10年後


もしかしたら、仲良くなれるかもしれないしね」



愛希「・・・校長先生はそういう経験があるんですか・・?」


校長「そういう経験をしたからこそ、君にはしてほしくない」


愛希「・・・恋愛は難しすぎますね」


校長「まぁ、確かにそうかもしれないけど


意外と、単純だったりするんだよ


ただ単に、自分が気持ちを相手に伝えてないだけだったり

怖くて、相手の気持ちを聞かなかったり

そんな感じなんだよ(笑)」



愛希「そうなんですか?」


校長「ん、まぁ 俺はそれに気づくまで


ずいぶん時間がかかってしまって


傷つけてしまった人がいる」



愛希「その人は・・・?」


校長「今も・・・、あんまり・・・?」