授業が終わるとクラスのみんなは転校生の周りに集まった


女「どこから来たの?」


男「個性的な髪型してるな!」


だいたいみんな仲良しなのでこんな感じなのだが


帝「俺に、構わないでくんない?お前らとつるむ気サラサラないから」


といってまた寝てしまった・・・・。


さすがに無愛想だなこいつと私は思った


女「なにあれ~?」


男「転校生だからって・・・。」


みんな愚痴を言っている


おいおい!転校生なにしとるんや


愛「さすがにあれはまずくない?」


私が独り言のようにつぶやくと


帝「何で?」


意外と返事が返ってきた


愛「だってね、可愛そうじゃん?せっかく友達になりに来たのにそんな言い方しなくてもね」


帝「つるむ気がないんだからいいだろ」


愛「ねぇ?君 なんで着飾んないの?」


帝「着飾る必要がないから」


愛「そっか」


「「・・・・。」」


本当に個性的だなこの人と思う 私

めずらしい奴と思う 俺

先生に呼び出されていた楓が帰ってきた

楓「うわぁー 愛希じゃん」

愛「うわ~ どうした?」

楓「何かね・・・。今日ね・・・・。部活サイヤク」

楓は女子バスケのマネージャをしている

そして、私は女子バスケに入っている

愛「どんな感じ?」

楓「うちら一年生だから体力ないだろうって感じで史上最強に練習がきついと思う」

愛「楽しそうだね(笑)」

楓「やっぱ愛希はおかしいよ?きつい練習を楽しそうだなんて・・・。」

愛「きついほど楽しくない?」

楓「一回脳みそ見てもらってきなよ」

愛「ひどいよ~」

楓「冗談(笑)」

ふと思ったこのブサもさ君はどこの部活に入るのだろう

愛「ねぇ?どこの部活に入るの?」

帝「・・・。知らない」

愛「そっか・・・。」

楓「いつの間仲良くなったの?」

愛「仲良くはなってないと思うけど?」

楓「でも、クラスの人たちが無愛想で感じが悪いって言ってたよ?」

・・・。この子は本人の前で何言ってるの(汗)

愛「あれじゃん?初日で緊張して感じ悪い態度になっちゃったとか」

一応フォロー(汗)

すると、いきなり廊下が騒がしくなった

なんだろうと思ったら・・・。

「キャーーー♡ 帝王様達よ!!!!!!」

なるほど、この街を仕切っている不良軍団名前は『帝王』美系軍団

楓「いるかな~♡」

楓は副リーダーの人が好きらしい

私は興味がないが・・・。

私たちのクラスの廊下を帝王たちが歩いていると

廊下の真ん中でギャルのリーダー篠原姫香とその仲間たちと遭遇している

今日の姫香の格好すごいな

ボタンは第3ボタンまであけてる胸見えてんじゃないの?

スカートはパンツ見えるでしょ?ってくらい短いし

そんな姫香が帝王たちに話しかけていた

姫「とりま、ぉぱよ」

・・・。なんだ? ギャル語の意味がわからに私は楓にきいた

楓「とりあえず、おはよ」って感じの意味だそうだ

普通に言えよ!!

不「俺たち、用あるからどいてくんない?」

と幹部の人? オラオラ系?

不「それ何語?君たち日本人」

と幹部の人? 直球ですね。うちもそう思ったけど

不「そういうこと言わないの。ごめんな 俺の仲間が、悪いんだけど俺ら今用事があるからまた今度な(笑)」

と副リーダー、いいやつじゃないか!!

姫香はさびしそうに道を開けていた

その不良たちは私たちの後ろのドアにかたまった。そしたら副リーダーさんが

「今日転校してきたやつってどこにいますか?」とほほ笑みながら私たちのクラスに問いかけてくる。

さっきはいい奴だと思ったけどそのほほ笑み方むりしてませんか?

一方楓は目を♡にして、帝のことを指さして

楓「ここにいます♡」


不「ありがと(笑)楓ちゃんだっけ?」

楓「なんで名前!?」

不「楓ちゃん有名だから」

楓「そんなぁことないですよ///」

めっちゃ赤面してる(笑) 可愛い

不「転校生さん、ちょっとついてきてくれない?」

ブサもさ君はめんどくさそうに立って帝王の人たちとどっかに消えた

・・・・。ブサもさ君どうなるんだろう

かつあげとか? リンチ? いじめ?

愛「大丈夫かな?」

楓「大丈夫ですよ」

なんかいつもと違う楓の言い方にびっくりして楓をみると

顔から湯気がでてそうなくらい赤面してる

大丈夫か!?