私の学校は、清楚ギャル、ギャル、チャラ男、不良

こんな風に分かれていて、私は清楚ギャルに入るのかな?

私の学校は頭が良ければよしっ!みたいな感じです。

私の学校にはここの街を仕切ってる不良たちがいる

みんなその不良たちを高根の花のような目で見つめる

だって、みんな美系だから・・・?

金持ちだから・・・?

そんなに容姿が良くても中身がね・・・。

私は中身で決める派なんだけど

みんなは容姿とお金できめる人が多いみたい

そんな私の学校にある転校生がやってきた

先「今日は転校生を紹介する」

女「嘘っ!? 今日の化粧大丈夫かな??

女子のみんなはケバイ化粧の上にまた化粧を縫って、

あぁ~お肌が可哀想

そんなにしなくても可愛いよ?

男「女??」

そして女コールが始まる

男「女! それ! 女!」

そしたら、女子が

女「男子!! カッコイイ!!」

対決するようにお互いコールが始まる

うるさいなぁ

どっちでもいいやん

先「静かにしなさい。じゃないと入ってこないよ?」

先生の一言でみんながシーンとなる。

先「よしっ! 入ってこい」

男「女子♡」

女「男子♡」

みんなの唾を呑む音が聞こえるくらい

「ゴクッ!!」

ガラガラ

転校生が入ってきた

私は目玉が飛び出るかと思った

男子はきょとんとしている

女子は持っていた鏡を落とした

でも、私はすぐに正気に戻った

みんなはまだ混乱中

あらら~ そんなあからさまにガッカリしないであげなよ

転校生がかわいそうに

みんなががっかりしたのもわかる

その転校生は、髪の毛がもさもさしてて、前髪が目が隠れるくらいまであって、眼鏡をかけていて・・・・。

みんなはもっとすごいのが来ると思ったのだろう

噂では「超イケメン」とか「不良の頭だって」とか

すっごい感じの噂だったからな

先「はい! 男子は口を閉じて、女子は鏡を拾って、みんな愛希さんを見習いなさい」

そして一斉にうちのことをみる

みないでよ(泣)

私と同じ種類の清楚ギャルの人たちは「さっすが~☆愛希」という

ギャルの人たちは「嫌み~!!」という

男子はただ心ここにあらずって顔をまだしている

私の学校の女子は対立している

清楚ギャルvsギャル

ってな感じで・・・。

清楚ギャルのリーダーがなぜがうち

ギャルのリーダーは篠原 姫香

可愛い名前でしょ? 可愛い顔してるんだよ

なのに・・・。

なんで?? そんなケバイ化粧してるんだよ!!

可愛い顔してるのに・・・。

先「はい。自己紹介して」

「天宮司 帝」

声カッコイイ

私の席の前の子私と同じ清楚ギャル 親友の黒木 楓

うちに振りむいて、「あの子 個性的だね」って一言つぶやいた

うちは「そうだね。でも、いいんじゃない?」

楓「でも、愛希も個性的だよ?」

うちは何のことだろうと思って首をかしげた

楓「自覚なしか(笑)化粧薄すぎ」

愛「そうかな??」

楓「愛希は愛希だな」

愛「楓も楓だよ?」

楓「愛希は化粧しなくてもかわいいからいいな~」

愛「楓の方が可愛いよ?」

楓「なんか複雑」

愛「なんかごめん」

楓「愛希は素直だな」


先「席はそうだな。愛希の隣でいいか」

へぇ? うちの隣?

いいけど・・・。

せっかく窓際で一人だったから楽チンでいいなって思ってたのに

先「ついでに、放課後学校案内よろしくな」

私にニコッって微笑みかける先生

いつもだったらなんの悪意を感じないのに

今日は悪意があるように感じる

昨日なんかしたっけ?

忘れちゃった

転校生はうちの隣に座った

「よろしく」っていったら、軽く睨まれた

なんだこの人

先「じゃ、授業を始める」

そして、どんどん授業が始まっていく

隣の人は寝ている・・・。

大丈夫なのか?

先「ここは、こういう風に考えて・・・。って天宮司 帝 きさま転校初日に寝るなんて言い根性してんじゃねぇーか」

ほらぉ~ いわんこちゃっない

そんなのお構いなしの転校生

うわぁ~、すご!!

すると、転校生の目がうっすら開いた

帝「るせー だまってろ」

先「お前な!「天宮司 帝」

転校生は自分の名前をつぶやいた

すると先生はそれ以上なにも言わなくなった

何者なんだこいつ

うちが転校生をじっと見てたら

帝「なに?」

髪の毛で目が見えないので感情が読み取れない

愛「なにもない」

帝「じゃ、見ないでくんない? キモい」

愛「ごめん」

なんか謝っちゃった。

なんでだろう?

私悪くないのにな・・・。