同棲生活~キープアウト!続編~

樹里があきらかに動揺している。

お茶を吹き出しそうになっていた。

「同棲決めた後、互いの親に電話で挨拶しただろ?」

「うん。あたしあれ、死ぬかと思うくらい緊張した」

「でさ。樹里のこと気に入ったみたいだよ。感じのいい子だって言ってたし」

「そう? あの時、すごく声震えてたと思うよ」

「近いうちに、オレの実家に来ないか?」

「う…うん」

「そんな今から緊張するなよ」

「えー。彼氏の親に会うって、あれ、めちゃめちゃ緊張するんだよね」