で、亮二が帰ってきて、あたしは叱られているところ。

毎度、お馴染みのパターン。

「空になった缶ビールも、空になったお菓子の袋も、ゴミ箱に捨てる―それだげのことがなぜ出来ないんだよ?」

「頭が空だからかな?」

「おーっ。ウマイこと言うなって、とっとっ片付けろ。オレがシャワー浴びて出てくるまでには、片付け済ませとけよ」

「…はい」

渋々、返事をした。

亮二は潔癖症ってほどじゃないけど、キレイ好きなんだよね。


「おーっ。片付いたじゃん」

シャワーを浴びた亮二がリビングに入ってくる。