牛丼を食べて、お風呂を済ませると、早々と寝室に入った。


「亮二がこんな早い時間から、布団に入ってるなんて珍しいね」


しばらくして、お風呂を済ませた樹里が寝室に入ってきた。


「樹里と話がしたいなと思って」

「どんな話?」

樹里が布団の中に入ってきながら聞いてくる。

「なんか、オレ樹里と話がしたい気分なんだよ」

「実はあたしもなんだ」

樹里はフフと笑った。