「結婚のことなんだけど」
「うん…」
お菓子の袋を開けようとしていた、樹里の手が止まる。
「オレ一人で話を進めて悪かったな」
「ううん」
「落合さんから、樹里は結婚する気がないって、聞かせられて、樹里を困らせてたなんて情けないよ」
「あたしこそごめんね。優助に話して。よりによって元カレの口から、あたしの気持ちなんて聞きたくなかったでしょ?」
「まぁ。正直きつかったな。でも、樹里の気持ちに気付いてなかったことの方が辛かったな」
「もう気にしないで」
「結婚って、繋ぎ止めるためにするもんじゃないしな」



