確かに、優助といると楽しいし、気が合う。
仕事もできるし、上司からの信頼は厚く、後輩からは頼られている。
申し分ないけど…
あたしが好きなのは――
「ごめんなさい…。優助とはやり直せないよ」
「佐伯がいるから?」
あたしは無言で頷く。
「優助のこと好きだよ。でも今は、恋愛感情の好きとはきっと違う」
「そうか」
優助が握りしめていた手を離した。
「亮二が好きなの……。クールで何考えてるのか、分からないこともあるけど、亮二じゃないとダメなの…」
仕事もできるし、上司からの信頼は厚く、後輩からは頼られている。
申し分ないけど…
あたしが好きなのは――
「ごめんなさい…。優助とはやり直せないよ」
「佐伯がいるから?」
あたしは無言で頷く。
「優助のこと好きだよ。でも今は、恋愛感情の好きとはきっと違う」
「そうか」
優助が握りしめていた手を離した。
「亮二が好きなの……。クールで何考えてるのか、分からないこともあるけど、亮二じゃないとダメなの…」



