同棲生活~キープアウト!続編~

「じゅりこ」

「何?」

優助がコンビニの駐車場に車を停めた。

「前にも言ったけど、オレたちやり直せないか?」

「えっ…」

「夜の10時過ぎて、彼女に連絡1つよこさない、佐伯なんかやめて、オレにしろよ」

優助があたしの手を握りしめてきた。

「……」

「オレなら、佐伯みたいに不安にさせたり、泣かせたりなんてしない」

「優助…」

「もう戻れないか?」

優助の真っ直ぐな瞳があたしを覗きこむ。

優助とよりを戻す―?

それは、今の今まで考えたことなんてなかったこと。