同棲生活~キープアウト!続編~

会社に入社して、半年が経つくらいまでは、いつも何かしらミスをしていた。

落ち込むあたしを誘い、いつもドライブに連れ出してくれたね。

懐かしいなぁ。

「さっきまで、泣いてたくせに、もう笑ってる」

優助があたしをチラッと見た。

「笑ってた?」

「思い出し笑い?」

「優助とよくドライブ行ってた時の事、思い出してたの」

「よく行ったよな。オレはあんな楽しい時間がいつまでも続くと思ってたよ」

「あたしも思ってたよ」

あの頃。
あたしは、優助以外の男性に一切目もくれなかった。