同棲生活~キープアウト!続編~

優助の手が太ももに触れている。

足を必死でバタつかせる。

「やめとくか。無理矢理やるほど飢えてないし」

そう言いながら。
優助が体を起こして、運転席に戻る。

ハー。
この上ない脱力感。

慌てて車の助手席を起こした。

「帰るか? 送って行くよ」

「ふんっ!」

あたしは顔を背ける。
散々からかいやがってー!

優助はクスクス笑いながら、車をスタートさせた。


そして、あたしはマンションの前まで送ってもらい、優助とは別れた。