同棲生活~キープアウト!続編~

「オレ、時々不安になるんだ」

「不安?」

「うん。樹里みたいないい女がオレでいいのかなって」

「なに言ってるの? ワケ分かんないよ。あたしは亮二がいい」

「信じていいか?」

「いいよ」

「そう…」

「亮二?」

スヤスヤ。
亮二の寝息が聞こえてきた。

あどけない寝顔。
『今夜覚悟しとけよ』
って言ったくせに。

きっと、残業の疲れが抜けていないんだね。
昨日も遅かったし。

オマケにビールも飲んで、酔いが早く回ったんだ。