飲み会がお開きになり、啓介から二次会のカラオケに行くか聞かれた。 「はい! 行きます!」 樹里は手を挙げた。 「オレも行くよ。じゅりこ、同じタクシー乗るか? もう呼んだから」 落合さんが、すかさず樹里に寄ってきた。 オレは樹里の手を引っ張った。 「樹里、帰ろう」 「えー? カラオケ嫌い?」 「嫌いじゃないよ。でも、樹里酔ってるし、迷惑かけたら大変だろ?」 「迷惑かけないから。カラオケでは、一滴も飲まないから、ね?」