「待って!」

誰かが私の腕を掴む。

え?何?誰?

ピタッと動きを止めゆっくり後ろを振り向く。

そこにいたのは、





「拓夢君!!!」

驚きすぎて思わず大きな声をだす。

「……なっ何だよ!」

「へ?いっいや別に何でもないです。」

ビックリした〜(汗
拓夢君は私の左隣の席の子。

気さくで優しい彼とはすぐに仲良くなれた……はず。

「どうしたの?」

「へ?」

「えっ、だって……」

私は掴まれてる腕に視線を移す。