「無理!ありえないから」

「えー、そんな全否定しなくても」

「なんの得にもならないし・・・」


空太君はわざとらしく考えるポーズを取ってから言った。
「お客が増えるよ?」

「忙しくなるのイヤなの。」

「友達も増えちゃったりして~」


・・・その一言にはカチンときてしまった。


「はぁ!?余計なお世話なんだけど・・・っ!!」


やばい、涙がでそうだ。
どうせ友達少ないよ。
ていうか、もしかしたら・・・


誰も私のこと、友達なんて思ってないかもしれない・・・。    


私は下を向いたまま部屋に戻ろうと背を向けた。


「・・・ッじゃあさ!」

「!?」