Light~君が照らす道~

その場にごめんねとだけ残して走って学校へ向かった。

少し離れてから速度を落として歩く。

たぶん和奏は追ってこない。

どうしていいかわからないって自分でわかってるから

だから和奏は来ない。

高校生が朝から泣いて登校なんて恥ずかしい。

誰にも見えないように下を向いて涙を乾かして

ミュージックプレイヤーのイヤホンをして

適当な曲を音量を大きくして聞く。

余計なことを考えちゃうから。