Light~君が照らす道~

「別になんも怒ってない。」

既にその言い方がとげとげしいよね。

自分でも思った。

「はぁ?あきらか怒ってんだろ。

なに?なんか俺した?わけわかんねぇんだけど」

和奏は悪くないんだってば・・・

最近暑くなってきてジャケットを着てない和奏の胸に一撃。

弱々しく・・・

「和奏は、わ・・・悪くない・・・よ?」

一生懸命吐き出した。

言い終わる頃には泣いていた。