「なんか和奏いつもとちがーう。」

ちらっと見ながら言う。

小さく「当たり前だろ」と言って

和奏がわたしから離れる。

不思議に感じて振り返ってみる。

さっきまでわたしが座っていたベッドに座り込む和奏。

膝に両肘を立てて顔の前で指を組んで顔をふせる。

ちょっとしたら顔だけ上げて私を呼ぶ。