Light~君が照らす道~

ちょっとだけためて続けた。

「俺がお前をずっと好きだったってこと。」

ロールケーキを持っていないわたしの手は自由が効く。

その両手で口をおさえる。

「嘘でしょ?」

信じられなくて聞いてしまった。

まだ揺れながら答える。

「嘘じゃね~よっ」って。

涙が出る。

しばらくその体制のまま揺れていた。

ていうか和奏に身を任せちゃってる感じ。