次の日の朝……


俺はなんとなく…懍の姿を探して、いつもと違う道を歩いて学校に向かった。







案の定、そこに懍はいた。





寝不足なのか…大きなあくびをしてた。






『でけーあくび!』



普通に普通に…と思って、いつも通り声をかけた。





『おはよ!』


「おはようございます…」







元気ないな……







「…あの……」


『ん?』


「先輩、彼女さんいたんじゃないですか!きれいな人ですね♪お似合いって感じで…」





う……

その話か…。

懍にお似合いって言われると結構ショック……






『違うから…』


「え?」


『あれ彼女じゃない。』





勘違いしてる懍に本当のことを話す。





*