学校の帰り道。

真っ暗な道をひたすら
歩くあたし。
やっぱり美沙の彼氏に
乗せてって貰えば良かったな。

「ねえ君1人?」

真っ暗で1人。
いやな予感が当たった。
柄の悪そうな3人があたしに
話しかけてきた。

「待ち合わせてる人いるんで」
必死に嘘をつく。
「嘘だ~。俺ら暇だから相手してよ」
嘘バレた。
終わったなあたし。

「急いでるんで」
いいわけを探しても見つからない。

「無理矢理連れられるか
自分で付いてくるかどっち」
急に低いトーンになった1人。
危険な気がした。
仕方なくついてくことに。

人気の少ない路地に
押し込まれた。
壁に押さえつけられる。

「やめて…」
退こうとするけど男3人の
力に当然叶う訳もなく…。

「助けて…」
気力もないけど、
必死で助けを求めた。

「おい、てめえら何してんだよ」
路地の先から怒鳴り声が。
あれがあたしの光?!

光はこっちに向かってきた。