「うん、いいよ! 頑張れよぉ!!」 ミーが言った。 だから私も、心の気持ちを押し込めて言った。 「頑張って大丈夫だよぉ。だって夏奈かわいいもん。」 ズキッ。 言葉にするとやっぱり苦しい。 この場所から逃げ出したい。 そう思って、 「ごめん。私、トイレ行ってくるね。」 「あっ。うん、分かった。行ってらっしゃい。」 「大丈夫?どっか痛いの?」 「ううん、大丈夫だよ。 んじゃ、行ってくるね」 そして、私はこの場から逃げるようにトイレへ向かった。