そんなことを思いながらも、遥人くんは続けた。 「遊空。初めて会った時から気になってた。 声が出なくても必死に伝えようとする遊空がホントに可愛かった。 俺・・・・」 そこで何かを言いかけてやめた遥人くん。 ほんのちょっとの沈黙がすごく長く感じた。 「聞いてないよな・・・。お大事に。」 それだけ言って、保健室を出て行った。