女の子の群れに近づいて、囲まれている女の子の腕を思いっきりひっぱった。 口パクで゛はやく゛と言うと、女の子はわかったようで一緒に長い廊下を走っていった。 下駄箱まで逃げると、もう追ってきてないみたいで・・。 「びっくりしたー。まさか、助けられるとは思わんかった。おおきに」 改めてその子を見るとあたしよりも背が高く綺麗な顔立ちをしていた。