「お前が呼んだから来たんだろ?何だよ急に。」
「カズ……。あのな、俺らはただ、仲直りした姿をちゃんと見たかっただけなわけ。」
「うん。やっぱり会わなきゃ分かんないよね、って話になったの。」
「だから、俺らはこんだけ元気なお前ら見て…安心したから、後は2人で積もる話でも、ってな?」
気ぃきかせてやったんだろ?
って笑う旬くん。
私たち、本当に良い友だちに恵まれたんだなってつくづく思う。
「……うん。分かった。由宇、どっか行く?」
そう笑って私の方に手を差し出すカズ。
カズの手を握る。
もちろん。
「うん!行く!」

