気が付いたら外は真っ暗で。
頬に一筋涙が流れてることに気が付いた。
「懐かしい夢だったな……。」
あの時、あの由宇の姿を見て好きになったんだ。
一目惚れってやつ?
とにかく中身が好きになった。
もちろん外見も、可愛い………けど。
って、俺たちもう別れたんだ。
「……はあ。」
明日の学校が憂鬱だ。
由宇の顔が見れないなんて重症だよな。
いつも、いつもあの笑顔を見ると、不思議と元気が出たのに。
もう俺に笑ってくれることもない。
何でこうなったのか分かんないけど。
由宇の言った「好き」の言葉が本当だったかなんて分かんないけど。
俺はたぶん、まだずっと由宇が好きだ。
でも俺弱いから、何もなかったように話すなんて当分無理だけどな。