由宇に連れられて、外に出て。

たわいもない話で、それでも由宇と話せたことが嬉しかった。


1年間。

ずっとこの日が来るのを待ってたんだ。

これから少しずつでいいから。

由宇のことを知っていきたい。


そう思ってた俺の耳に聴こえた「好き」の声。

まさか…由宇も俺を?

何で、いつから、てゆうより本当に?

心の中がぐちゃぐちゃになって、それでも自分の気持ちを伝えて。

夢みたいだ。

何で、なんてどうだっていい。

嬉しすぎる。




あの後、夜に珍しく旬から電話がきて一言「おめでとう」と言ってくれた。

由宇……あの時の、あの言葉。

嘘だった――?