「旬、俺どうしたらいいんだろ…」
学校帰りに旬に誘われて、というか強制的に連れられてファミレスにいる俺。
旬は今日はなぜか部活が休みらしい。
「カズ…とりあえずさ、どうなったか話してくんなきゃ分かんないんだけど。」
昨日、遊園地に行ったその前の日、俺は旬にちょっと相談をしてた。
由宇は俺のこと好きじゃないんじゃないか、って。
でも確かめるのは怖いんだ。
面倒くさそうに聞いてた旬だけど、やっぱりいい奴なコイツは遊園地に行く日にしっかり確かめろ。って俺を後押ししてくれた。
それで昨日
ごめん、って謝った由宇。
ああ、やっぱりそうだったんだ……由宇は俺を好きじゃなかった。
そう思ったらずっと両想いだと思ってた自分が恥ずかしくて、両想いじゃないことが悲しくて。
由宇を置いて行ってしまった。