私が昨日あったこと、自分が考えてたこと、全部話すと綾から予想もしていない言葉が出てきた。
「……由宇は、本当にカズ君のことが好きなんだね。」
……好き?
「私が、カズを…?」
「そうだよ?」
だって、ねえ?と綾は笑う。
「カズ君ともっと話したいんでしょ?」
「…うん。」
「あの笑顔が好きなんでしょ?」
「うん。」
「一緒にいたい…って思ったんじゃない?」
………そう。
私、カズと一緒にいたい。
あの笑顔をずっと見ていたい。
「そっか…私、カズのこと好きなんだ。」
やっと気が付いた。
今さらかもだけど、私…カズが好き。
好きだよ。

