目を覚ますと 暖かい布団の上に寝ていた。 「起きた? 熱下がらないから まだ寝てたほうがいいよ。」 「はい。」 「もうすぐ昼休み終わるから 俺行くけど大丈夫?」 「気にせずに行ってください。 先輩受験生ですし。」 「そうだよね、安静にしててね。 これ以上悪化したら大変だし。」 そう言って私の頭を軽くなでて 先輩は部屋を出て行った。