どうでも良い・・・

俺は目を疑った。


そこに現れたのは俺を呼び出した中学の先輩だった。


先輩は目に涙を浮かべ赤く腫らした頬が痛々しかった。


『ごめんなさい』


そうポツリと発すると先輩は親父と部屋を出て行った。


なぜ先輩も歳を取っていない?


まるで中学時代にタイムスリップしたみたいに…


!?


俺は恐る恐る母ちゃんにある疑問をぶつけた。


母ちゃんの答えで全てが繋がった。


俺はあの日、先輩に呼び出されてボコボコにされてからの記憶が無い。


投げ飛ばされて打ち所が悪く今日まで一週間意識不明の重体だったのだ。