どうでも良い・・・

よほど俺が不気味だったのか高校生たちは逃げるように去って行った。


お金を払っていた高校生が俺を見つめる。


あいにく俺は正義のヒーローではない。


俺は高校生に声を掛けた


『今君が味わっている悔しさは将来あいつらが味わう悔しさに比べたら可愛いものだ』


高校生は首をかしげた。


理解できないのだろう。


それで構わない。


それが現実だ。


たとえあいつらに【それ】を教えたとしても未来は変わらない。


俺と同じように…