自分の分のウォッカのグラスを片付けると、先ほど確認しそびれたメールを見ようとパソコンを操作した。 ディスプレイに文字が浮かび上がる。 『俺を殺してくれ』 そのたった一言だけ。 こんな依頼は、私がここにきてから初めてのものだ。