雨降って、血固まる。

時計を見ると、午後6時すぎだった。



「今から行く」



私がそう言うと、ギンが小さく頷いた。



化粧をし、コンタクトを入れる。



ギンは特に変装をしない。



公共の場でない限り、変装はしないようだ。



今回、私は全てを自分に任せてほしいと思っていたし、ギンもそのつもりだという事がわかっていた。



信頼。



そう思うのは私の自惚れや勝手な想像なのだろうか。