「………俺たちを助けてください」


眠そうに目を擦った柚希を
おぶってやると、すぐ眠った。
背中からはスースーと寝息が聞こえる。


「君たち2人かい?」
俺は頷いた。

訪ねたのは孤児院、スマイル園。