騒がしくなってきた。


ああー、ほんとにうぜぇ。


まじキレそう。


その時だった。


「ちょっと来て。」


たった一言いって俺の腕を掴んで


教室を出た。


なんだ、倉持かよ・・・。


一瞬びびったじゃねーか。


「おい、立花のこと聞きてーんだけど。」


「あんたのせいで喧嘩中。」


えっ!?俺のせい!?


っていうか、


「喧嘩?お前らが?」


「そうだっていってるでしょ。

 ・・・あんたのせいで。」


こりゃ、怒ってんな。


しかも、‘‘あんた’’を強調されて。


「わりぃー・・・。」


「嘘に決まってんでしょ?

 あたしが強く言い過ぎちゃったの。」


何だよ・・・。おい。


俺、からかわれてね?


まぁ、そこはいいか。